OriginTrail / オリジントレイルとは
OriginTrailとは、あらゆるサプライチェーンデータを分散型ブロックチェーン上で管理することを目的としたプロトコル
※サプライチェーン:日本語で供給連鎖。商品の調達、製造、在庫管理、配送、販売、消費といった一連の流れのこと
マルチチェーン機能を備えた分散型ナレッジグラフ(DKG)とポルカドットのリレーチェーンと統合したOriginTrailパラチェーンによりWeb3向けの拡張されたネットワークを構築
OriginTrail分散ネットワーク(ODN)を利用することで暗号化されたデータの記録が可能で、ユーザーは安全にデータ共有することができる
2種類のトークンを発行している
2018年1月にローンチされ、2023年2月9日現時点で時価総額ランキング184位
OriginTrailの通貨記号
「TRAC」DKGのユーティリティトークンで、イーサリアムのERC-20規格
→サービス利用料や報酬などに使用されている
「OTP」OriginTrailパラチェーンのトークン
→トランザクションやスマートコントラクト(契約自動化システム)料金、ガバナンストークンなどに使用されている
※ガバナンストークン:運営に関わる提案への投票権として使用されるトークン
各トークンは基本的に別々のシステムとして機能している一方、DKGのネットワークに貢献すると報酬としてOTPトークンを獲得できる等、それぞれのネットワーク同士が相互作用している
例えば、TRACトークンをステーキングすると報酬としてOTPトークンを獲得できるなど
※ステーキング:保有通貨をネットワークに預け入れることで報酬を得られるシステム
OriginTrailの創立者
取締役社長のŽiga Drev氏、同じく取締役社長のTomaž Levak氏、CTO(最高技術責任者)のBranimir Rakić氏による共同設立
OriginTrailのオフィシャルHP
OriginTrail(TRAC)の特徴
- 現実世界の資産(車や建築物、教育、サプライチェーン等)とデジタル世界の資産(デジタルアート、メタバース、NFT等)を接続するオープンソースの分散型ナレッジグラフを活用することで、Web3向けの資産管理、保護、価値の向上を目指している
※ナレッジグラフ:接続されたグラフデータ構造で、資産とそれらの関係を表す。GoogleやAmazonなどのシステムを動かすのにも活用されている - レイヤー2:OriginTrail分散型ナレッジグラフ(DKG / Decentralized Knowledge Graph)
TRACトークンを使用することで、資産グラフの作成・更新・公開などが可能
データマーケットプレイスに公開することで収益化することもできる - レイヤー1:マルチチェーンコンセンサス(OriginTrailコンセンサスレイヤー)
DKGが分散環境で動作するために必要な計算を可能にするマルチチェーンシステム
拡張機能を備えたスマートコントラクトベースの資産グラフやマーケットプレイスのアプリケーションを提供 - 次世代レイヤー1:OriginTrailパラチェーン
ポルカドットの堅牢な信頼性と相互運用性を活用したブロックチェーン
コンセンサスレイヤーで最大のパフォーマンスが得られるよう最適化されている
ネットワークに貢献すると報酬としてOTPトークンを獲得可能
TRACの供給量
TRACの発行上限は5億枚で、現在の市場流通量は約3億6,500万枚
OriginTrail(TRAC)取扱取引所
OriginTrail(TRAC)は海外の取引所で取り扱われています
TRAC(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト