MultiversX(旧エルロンド)とは
MultiversXとは、DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)、Web3、メタバース(3D仮想空間)にまたがるエコシステムを提供するブロックチェーンプラットフォーム
新しいインターネット経済の利用を目的とし、取引処理速度が速く、取引手数料が安価
コンセンサスアルゴリズム(ブロック合意形成方法)はSPoS(Secure Proof of Stake)を採用
2020年7月にElrond(エルロンド)としてメインネットがローンチされ、2022年11月に名称を「MultiversX」に変更し、現在のエコシステムを提供
2022年11月14日時点で時価総額ランキング41位
MultiversXの通貨記号
「EGLD」
取引手数料、通貨保有量に応じて報酬を得ることができるステーキング、運営に関わる提案への投票権としてのガバナンストークンなどに使用されている
MultiversX(Elrond)の創立者
Beniamin Mincu氏、Lucian Mincu氏兄弟、Lucian Todea氏による共同創立
Beniamin Mincu氏はブロックチェーンプラットフォームNEMのプロダクト・マーケティング・コミュニティ責任者で、テゾス(XTZ)やバイナンスなどのプロジェクトの初期投資家でもあった
Lucian Mincu氏は情報技術エンジニア・セキュリティ専門家として活躍していた
Lucian Todea氏はモバイル決済アプリケーションのmobiPayの共同創設者で、企業して間もない企業に出資するエンジェル投資家でもある
MultiversXのオフィシャルHP
MultiversX(EGLD)の特徴
- 取引量増加による取引処理速度の遅延や手数料高騰といったスケーラビリティ問題を解決するために開発され、高速な取引処理を実現している
例えば、ビットコインの取引手数料は約23米ドル(現レートで約3,000円)に対し、
MultiversXの取引手数料は0.05米ドル(現レートで約7円)となる - コンセンサスアルゴリズムはPoS(Proof of Stake)の派生であるSPoSを採用
PoSとは通貨を長期間保有しているユーザーの中からブロック承認者が選出され作業報酬を得られるシステムで、SPoSは通貨を保有しているユーザー全体からランダムに承認者が選出されるシステム
承認者がランダムに選ばれることで安全性が高くなる - スマートコントラクト(契約自動化システム)に対応
EGLDの供給量
エルロンドのトークンは当初Binance Chainで「ERD」という名称で発行され、総供給量は200億枚
2020年9月のメインネット立ち上げに際し、ERDからEGLDへトークンスワップ(交換)が行われ、交換比率を1EGLD:1,000ERDにしたことで総供給量が200億枚から2,000万枚となった
現在の最大供給量は31,415,926枚で、現時点で市場流通量は約2,300万枚
MultiversX(EGLD)取扱取引所
MultiversX(EGLD)は海外の取引所で取り扱われています
EGLD(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト