Thresholdとは
Thresholdとは、NUCyperとKeep Networksが合併して構築された分散型ブロックチェーンネットワーク
ノード(端末)の分散ネットワーク上に、DApps(分散型アプリケーション)用のしきい値暗号化サービスを提供
※しきい値:条件分岐となる値のことで、その値を境に条件や判定が異なる
ウォレットやデジタル資産だけでなく、機密性の高いユーザーデータなどのプライバシーを確保することが目的
ブリッジ機能として、イーサリアムネットワーク上でビットコインを使用できるようにする「tBTC v2」を発行
2021年10月の合併後にローンチされ、2022年10月2日現時点で時価総額ランキング127位
Thresholdの通貨記号
「T」ユーティリティトークン
運営に関わる提案への投票権としてのガバナンストークン、通貨保有量に応じて報酬を得られるステーキングなどに使用されるほか、流動性提供者(LP)として流動性を提供することで利回りの獲得も可能
Thresholdの創立者
2021年6月、NUCyperとKeep Networksの各コミュニティで行われた投票により合併が承認された
ThresholdのオフィシャルHP
Threshold(T)の特徴
- PRE(プロキシ再暗号化)というシステムの採用により、安全性を保ったまま、ユーザーデータをブロックチェーン上でシェアすることができ、プライベートネットワークを介すことなく暗号化アクセスの制御が可能
また、秘密鍵などにアクセスすることなく公開鍵の再暗号化が可能であるため、オープンソースのブロックチェーンと機密性の高いユーザーデータの両方のセキュリティ性を確保している - TSS(しきい値署名スキーム)という分散化された鍵の発行と署名のための暗号理論をブロックチェーン技術と組み合わせることでよりセキュリティ性を高めている
- 従来のビットコイン(BTC)をイーサリアムネットワークにブリッジする機能は、ユーザーが仲介者にビットコインを送信し、仲介者は同等価値のイーサリアム(ETH)を発行する仕組み
この場合、仲介者の信頼性を問う必要がある上に検閲を受けやすく、ビットコインが持つ分散化された安全なシステムが損なわれる
一方、Thresholdのビットコインとイーサリアム間のブリッジサービス「tBTC v2」は、BTCを仲介者ではなくThresholdネットワーク上のランダムに選定されたノードのグループが処理を実行する仕組み
このグループで、しきい値暗号化されたBTCを安全に処理することができ、選定されるノードは毎週ランダムに決められるため不正な処理を行うのは事実上難しい - 運営はThreshold DAO(分散型自律組織)によって行われている
Tの供給量
Tの発行上限は100億枚で、現在の市場流通量は約80億枚
Threshold(T)取扱取引所
Threshold(T)は海外の取引所で取り扱われています
T(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト