Kusama / クサマ とは
Kusamaとは、暗号資産(仮想通貨)のPolkadot(DOT)へ実装したい新機能の実験場として利用されるテストネットブロックチェーン
ネーミングの由来は世界的著名アーティストである草間彌生さんで、PolkadotのDOTからインスパイアされた
取引処理速度の遅延や手数料高騰といったスケーラビリティ問題の解決に貢献
互換性のない異なるブロックチェーン同士をつなぐ「パラチェーン」機能
開発者向けに特化しており、開発に参入しやすい環境
2019年9月にローンチされ、2022年9月22日時点で時価総額ランキング92位
Kusamaの通貨記号
「KSM」
Kusamaの創立者
Polkadot創設者でイーサリアムの共同設立者でもあるGavin Wood博士によって設立された
KusamaのオフィシャルHP
Kusama(KSM)の特徴
- 一般的にテストネットは非公開であることがほとんどであるのに対し、Kusamaは非中央集権型のプラットフォームであるため、よりPolkadotの環境に近い環境でテストが可能
- テストを行う開発者に報酬としてKSMが与えられる
- 互換性のない異なるブロックチェーン同士をつなぐ「パラチェーン」機能は、ブロックチェーンの処理を並列で行うことができるため、取引処理速度が高速化し、手数料の低減を実現
パラチェーンを利用することで、例えば本来互換性のないビットコインとイーサリアムを、取引所を介することなく直接交換ができ、分散型で運用することができる - 配布されているブロックチェーン開発ツール「Substrate」を利用するとPolkadotと互換性のあるブロックチェーンの開発が可能
- コンセンサスアルゴリズムはPolkadotと同様のNPoS(Nominated Proof of Stake)を採用
保有量に関係なく、KSMを保持しているユーザーがノミネーターとしてガバナンスに参加することができ、ノミネーターは取引承認を行うバリデーターを投票により選出するシステム
自分が選出したバリデーターが正しく取引承認を行うことで報酬を得ることができるため、従来のPoSよりもユーザーが不正行為を行いにくくなっている
KSMの供給量
KSMの総供給量は1,000万枚で、現在の市場流通量は約847万枚
Kusama(KSM)取扱取引所
Kusama(KSM)は海外の取引所で取り扱われています
KSM(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト