Zilliqa / ジリカ とは
Zilliqaとは、従来のブロックチェーンが抱える取引処理速度の遅延や手数料高騰といったスケーラビリティ問題の解決に期待できるパブリックブロックチェーン
取引処理の負荷を分散化させる「シャーディング」という技術により複数のブロックチェーン上で処理が可能
取引を並列処理できる「データフロースマートコントラクト」により取引処理速度が高速化されている
コンセンサスアルゴリズム(合意形成)はPBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance)を採用
2019年6月にメインネットがローンチされ、2022年9月9日時点で時価総額ランキング78位
Zilliqaの通貨記号
「ZIL」イーサリアムのERC-20規格トークン
Zilliqaの創立者
シンガポール国立大学コンピューティング学部助教授Prateek Saxena氏により考案され、同氏を中心とした学部生数名によって2016年に論文が発表された
2017年6月、Zilliqaネットワークの開発のため法人のZilliqa Researchを設立
ZilliqaのオフィシャルHP
Zilliqa(ZIL)の特徴
- ブロックチェーンに導入している「シャーディング」は、取引処理をするネットワークを分散化(シャード)し、分散化された各シャードは独立したブロックチェーンとして機能する
各シャードに割り当てられたノード(端末)がデータ保存・取引処理をすると、特定のシャードチェーン(マイクロブロック)に新規ブロックを追加できるようになる
そして分散化されたブロックは、最終的にZilliqaブロックチェーンに追加される - 実装されている「データフロースマートコントラクト」というスマートコントラクト(契約自動化システム)は、従来では不可能だった並列処理機能が備わっており、取引処理の高速化を実現
DApps(分散型アプリケーション)の開発も高速で行うことができる - コンセンサスアルゴリズムのPBFTは、不正な取引の承認を防止する仕組みで、コアノードによる合議を経て取引の承認が行われるため51%攻撃といった問題の解決に貢献
- 独自トークン「ZIL」は、ネットワークに預け入れることで報酬を得られるステーキングに対応
ZILの供給量
ZILの発行上限はは210億枚で、現在の市場流通量は約130億枚
Zilliqa(ZIL)取扱取引所
Zilliqa(ZIL)は海外の取引所で取り扱われています
ZIL(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト