Balancer / バランサー とは
Balancerとは、AMM(自動マーケットメーカー)型のDEX(分散型取引所)
イーサリアムネットワーク上に構築されている
3種類の流動性プールがあり、提供する通貨ペアの比率やガス代(取引手数料)は自由に設定可能
イーサリアムエコシステム内で最大の流動性があるプラットフォーム「Aave」と提携
2020年3月にローンチされ、2022年10月13日現時点で時価総額ランキング122位
Balancerの通貨記号
「BAL」
プールに通貨を預け入れると流動性への提供者(LP)となり、その報酬としてBALを獲得できる
Balancerの創立者
連続起業家のFernando Martinelli氏、セキュリティエンジニアのMike McDonald氏による共同設立
BalancerのオフィシャルHP
Balancer(BAL)の特徴
- 3種類の流動性プールによってユーザーごとに最適な選択が可能
・共有プール:一般的なDEXが提供する流動性プールとほとんど同じ仕組みで、通貨保有者は誰でも流動性提供者になることができ、報酬としてBALと手数料の一部を獲得できる
・プライベートプール:1人の流動性提供者によって運用される流動性プールで、作成した者は資産の総ロック数や取引手数料を自由に設定できる
・スマートプール:誰でも流動提供者になることができ、作成した者は資産の総ロック数や取引手数料を自由に設定できる ※共有プールは取引所が設定を決める - 上記いずれかの流動性プールの流動性提供者になることで報酬を獲得するほか、数十種類の通貨スワップ(交換)にも対応しており、スリッページの許容範囲は自分で設定可能
※スリッページ:注文価格と約定価格との差額のこと - 同じイーサリアム上に構築されている人気DEXのUniSwapやSushiSwapに比べガス代が安く、流動性プールの作成者は自由にガス代を設定可能
UniSwapのガス代が15米ドル(現レートで約2,200円)~なのに対し、Balancerは0.1米ドル(現レートで約15円)~ - 一般的にDeFi分野のDEXで流動性を提供する場合、2種類の通貨を1:1の比率で提供する仕組みで、この比率により損失が発生する(インパーマネントロスという)ことがほとんど
一方バランサーで流動性に提供する場合、数十種類の通貨の中から最大8種類を自由な比率で提供することができ、流動性プール内のバランスはスマートコントラクト(契約自動化システム)によって一定に保たれる仕組み
BALの供給量
BALの発行上限は96,150,704枚で、現在の市場流通量は約4,400万枚
Balancer(BAL)取扱取引所
Balancer(BAL)は海外の取引所で取り扱われています
BAL(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト