ラップドビットコイン / Wrapped Bitcoinとは
ラップドビットコインとは、ビットコイン(BTC)が抱える取引処理速度の遅延や利便性の低さといった問題を解決するために誕生したビットコインのステーブルコイン
※ステーブルコイン:法定通貨や特定の暗号資産(仮想通貨)の価格と連動する通貨。【WBTCはBTCと連動】
イーサリアムのERC-20規格を採用し、DEX(分散型取引所)やDeFi(分散型金融)でも使用可能
2019年1月末にローンチされ、2022年7月21日時点では時価総額ランキング17位
ラップドビットコインの通貨記号
「WBTC」1BTC ≒ 1WBTCになるよう固定されている(ペッグ通貨という)
ラップドビットコインの創立者
WBTCを含むWrapped Tokensプロジェクトは3つのグループにより設立された共同プロジェクト
BitGo社:暗号資産の管理・取引・金融サービスを提供する大手カストディ企業
Kyber Network:トークンの交換を可能にする分散型オンチェーン流動性プラットフォーム
Ren:DeFiユーザーに対しブロックチェーン間での流動性と相互運用性を提供するプロトコル
ラップドビットコインのオフィシャルHP
ラップドビットコイン(WBTC)の特徴
- イーサリアムのスマートコントラクト規格であるERC-20を採用してBTCを”wrap(包む)”ことにより、BTCをイーサリアムのブロックチェーン上でも利用することを目的に開発された
- 資産運用として最大手暗号資産であるビットコインは、その規模の大きさゆえに取引処理の遅延や利便性の低さが問題視されており、WBTCはこれを解決し利便性を高めている
- ERC-20規格を採用することで、ビットコインでは対応していないDeFiサービスの利用や他のマーケットプレイス、ウォレットとの互換性が生まれ、運用の幅を広げることができる
WBTCの供給量
WBTCの発行上限は設定されておらず、ビットコイン(BTC)を購入・売却するごとにWBTCが自動的に発行・焼却される
2022年7月21日時点で市場流通量は約24万枚
ラップドビットコイン(WBTC)取扱取引所
ラップドビットコイン(WBTC)は現在海外の取引所でのみ取り扱われています
WBTC(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト