Zcash / ジーキャッシュ とは
Zcashとは、取引記録を非公開にし、プライバシーや匿名性に特化した暗号資産(仮想通貨)で、
ゼロ知識暗号化の新形式「zk-SNARKs」の実装が初めて成功したプロジェクト
取引処理速度が高速で手数料も安く、決済手段として利用できることから利便性が高い
匿名性と利便性の高さゆえ犯罪に利用されることが懸念されており、世界中で規制強化の傾向がある
2016年10月にローンチされ、2022年8月19日時点で時価総額ランキング50位
Zcashの通貨記号
「ZEC」
Zcashの創立者
コンピューターセキュリティの専門家で起業家でもあるZooko Wilcox-O’Hearn氏によって設立され、同氏が創設したECC(Electronic Coin Company)社が開発管理を行っている
ZcashのオフィシャルHP
Zcash(ZEC)の特徴
- 多くの暗号資産は仮名が使われ、取引記録はパブリックブロックチェーンに記録されるため世界中に公開されている一方、Zcashはパブリックブロックチェーンを介して送受信者のアドレスや取引額は暗号化されており一般に公開されない仕組み
- Zcashのアドレスは「z」から始まるプライベートアドレスと「t」から始まる透明型アドレスの2種類
- ゼロ知識暗号化の新形式「zk-SNARKs」によって、台帳に取引が記録されるものの、プライバシーに関わるアドレスや取引額は公開されない
※ゼロ知識暗号化:暗号化データは秘密鍵なしでは解読不可のため、リスクに侵された場合でもプライバシーが保証され、データはクラウドストレージなどで保護される。保護しているストレージ側はデータについて何も知らず、つまり[「ゼロ知識」を持つ]ことから名づけられた。 - 送金手数料を抑えることができ、例えばビットコイン(BTC)の取引手数料が0.001BTC(現在のレートで約3,000円)であるのに対し、Zcashの取引手数料は0.001ZEC(現在のレートで約9円)
- 匿名性と利便性の高さゆえ犯罪に利用されることが懸念されていることからアメリカ・ヨーロッパを中心に世界中の取引所で取り扱いが廃止されており、国内取引所のコインチェックでも2018年に取り扱いが廃止された
ZECの供給量
ZECの総供給量はBTCと同じ2,100万枚で、現在の市場流通量は約1,500万枚
Zcash(ZEC)取扱取引所
Zcash(ZEC)は海外の取引所で取り扱われています
BSV(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト