イーサリアムクラシック / Ethereum Classicとは
イーサリアムクラシックとは、DApps(分散型アプリケーション)やスマートコントラクト(自動契約プログラム)を構築するためのプラットフォーム
「THE DAO事件」をきっかけにイーサリアム(ETH)からハードフォーク(分岐)して誕生した
2016年7月にローンチされ、2022年7月25日時点では時価総額ランキング22位
基本的にはイーサリアムと同様のシステムだが、発行上限を設けたり等の差別化を図っている
AIと同様に将来性が期待できるIoTプラットフォームの開発に力を入れている
イーサリアムクラシックの通貨記号
「ETC」
イーサリアムクラシックの創立者
ハードフォーク前のイーサリアム(ETH)創立者であるヴィタリック・ブリテン氏
現在はETCチームが開発を行っている
イーサリアムクラシックのオフィシャルHP
イーサリアムクラシック(ETC)の特徴
- 自動的に契約を実行できる「スマートコントラクト」機能を搭載することにより、プラットフォーム上で構築されたDAppsは面倒な手続きや第三者の介入なしでサービスの提供ができる
- コンセンサスアルゴリズム(ブロック合意形成方法)はPoW(プルーフオブワーク)を採用
- 取引承認速度はビットコインが10分かかるのに対し、イーサリアムクラシックは約15秒で完了
- イーサリアムとの差別化やセキュリティ強化のため、AIと同様に将来性が期待できるIoT分野に力を入れるため、IoTプラットフォームの開発を行っている
- 2016年6月に発生した「THE DAO事件」とは、イーサリアムプラットフォーム上の分散投資プロジェクト(THE DAO)に対し、セキュリティの欠陥を突いたハッキングによってプロジェクト開始前に集められていた約360万ETH(当時約52億円)が盗まれた事件。
イーサリアムのコミュニティでは対応策として、取引記録に変更を加えるアップデートを行いETHが盗まれていなかったことにする措置を講じた。暗号資産の信用を支える取引記録に変更を加えることは信頼性を損なうという反対意見を持っていたコミュニティが既存のイーサリアムネットワークに残り、2016年7月に現在の「イーサリアムクラシック」となった。
ETCの供給量
ETCの発行上限は2億1000万枚~2億3000万枚に収束予定で、現在の市場流通量は約1億4000万枚
発行上限を定めていないイーサリアム(ETH)との差別化を図っている
イーサリアム(ETC)取扱取引所
イーサリアム(ETC)は日本×海外の取引所で取り扱われています
ETC(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト