Fantom / ファントム とは
Fantomとは、スマートコントラクト(契約自動化システム)プラットフォームで、DApps(分散型アプリケーション)などのスマートコントラクト技術を市場に提供することを目的としている
イーサリアムが抱える、取引処理の遅延や手数料高騰といったスケーラビリティ問題を解決するために開発され、「イーサリアムキラー」と呼ばれているプロジェクトのひとつ
ブロックチェーン技術ではなくDAG(有効非巡回グラフ)を使用することで取引処理時間の大幅な短縮に成功している
コンセンサスメカニズム「Lachesis」やメインネットワーク「Opera」等のシステム導入によって取引処理を高速化
2019年12月にメインネットがローンチし、2022年8月26日時点で時価総額ランキング58位
Fantomの通貨記号
「FTM」
Fantomの創立者
Fantomの開発を担っているFantom財団は韓国の計算機科学者Ahn ByungIk博士によって創設された
同氏曰く「人々が生活の質を向上させるために技術の恩恵を受けられるようなインフラを構築したい」
FantomのオフィシャルHP
Fantom(FTM)の特徴
- コンセンサスメカニズム「Lachesis」に導入されているDAGテクノロジーは、ブロックチェーンのブロックごとに承認する仕組みではなく、トランザクション(取引)ごとに承認作業がおこなわれるためマイニングが存在せず、マイナー報酬も発生しないため、取引は高速かつ低コストで高いセキュリティのもと実行される
- メインネットワーク「Opera」に「Lachesis」を導入することでDApps構築のための高速で安全な環境の提供を実現
- イーサリアムが1秒間に処理できる取引は15件、送金手数料は約5,000円なのに対し、
Fantomが1秒間に処理できる取引は30万件、送金手数料は1円以下
他のイーサリアムキラーと呼ばれるプロジェクトの中で最もスケーラビリティにおいて優れている - EVMと互換性があるためイーサリアム(ETH)と同じ開発言語で簡単にDAppsなどの構築が可能
※EVM:ETH仮想マシンのことで、イーサリアムと同じ開発言語でプラットフォームの構築ができ、イーサリアム上で作成されたDAppsや暗号資産(仮想通貨)をそのまま再構築できる - コンセンサスアルゴリズム(合意形成)はPoS(Proof of Stake)を採用し、ステーキングにも対応しているため、FantomにFTMを預けることで報酬を得ることができる
- チェーンリンクを始め、Band Protocol、Ravitonなど様々なブロックチェーンプロジェクトと提携して独自の機能を拡張し続けている
FTMの供給量
FTMの総発行量は3,175億枚で、現在の市場流通量は約25億5,000万枚
Fantom(FTM)取扱取引所
Fantom(FTM)は海外の取引所で取り扱われています
GRT(時価総額/相場)
CoinMarketCap参照
*仮想通貨における、世界で最も参照されている価格追跡ウェブサイト